【新しい家族をむかえるために】
「ルークのために」という気持ちでふたり目を迎えることを決めましたが、それには難しい問題があることを知りました。
「もし、相性が良くなかったら。」「ケンカばかりしたら」「ストレスを感じてしまい、身体に変化が出てしまったら」ということです。そうなってしまったら、ルークのためではなくなってしまいます。
「ルークの性格に合う子会議」を家族で行ないました。
ルークがうちの子になった時、うちにはインコちゃんたちがいたので、家族の愛情はいろんなところに向いているというのはわかっている様子でしたし、同じ空間にいても、インコちゃんたちは全く怖がることなく、むしろルークを自分たちより下にみているかのように、ルークが近寄ると鼻を突く仕草をみせ、ルークは後ずさり…といった感じでした。
それでも小さいインコちゃんたちにルークは優しく、インコちゃんが背中に乗っても大丈夫で、お昼寝場所は、インコちゃんのそば。(可愛かったです笑)皆でスヤスヤ寝ていました。
生後1歳間近のルークにとって、次の子をお迎えするには良い時期みたいなので、
「ルークの臆病で優しい性格のことを考えると、おとなしめの女の子がいいかな。」
「ルークより身体が小さい子がいいな。」
など、いくつかの条件を持ってふたりめの子探しを始めました。
【サーラとの出会い】
ペットショップの方にお迎えしたい子の条件を聞いてもらい、数件足を運んで「この子だっ!」とみつけたのが、サーラでした。
いつもの様子を教えていただくと、ゆったり、のんびり、大人しく、でもご飯はしっかり食べて、元気な子ですとのこと。もうこの子しかいないと!そして抱っこをして「我が家にようこそぉ!」と(あ・・・引かないでくださ~い(^_^;) そう言った記憶があります。(笑)
サーラ(生後約2ヶ月半)が突然うちにやってきた時、ルーク(生後11ヶ月)は???という感じでしたが、しばらくサーラはゲージの中での生活でしたので、家族が抱っこした時にクンクンする程度の接触でしたが、とにかく興味津々だったことを覚えています。
でも、サーラが自由に部屋の中を走り回り出した時は、ルークはどう接していいかわからず、元気で無邪気なサーラがルークにちょっかいを出してくるのにビックリした様子でした。しつこ過ぎるとルークは怒っていましたが、本気で怒ってはいないことはわかっていました。
しかし、いつ本気で怒ってしまい、どちらかがケガをしてしまったらと考えると、目を離すのが怖かったです。
そのうち一緒に寄り添って寝たり、お互いを気に掛けているし、相性は悪くはないと確信しました。
【ルークが突然の体調不良に】
ところが、ルークにくしゃみの様な症状が出始めました。しょっちゅう「グチュッ、グチュッ」と鼻を鳴らしたり、下痢になって、血便がでたりしました。
風邪を引いてしまったのか、サーラが何かのウイルスを持っていて、ルークに感染してしまったのかなど、いろいろなことを考えてしまいました。
獣医さんに診ていただくと、「新しい子がきて、ストレスを感じていると思うので、もうしばらく様子をみてください」と言われました。
「あぁ、これがルークのストレスのサインなのかぁ」と。大丈夫な様にみえましたが、やはりルークはストレスを感じていたのです。サーラをお迎えするにあたって、家族皆の約束として、「ご飯をあげるのも、抱っこするのもまずはルークから」「ふたりを平等に接する」など、家族で話し合ってはいました。
いろいろと気を遣っていましたが、それでも、やはりルークにはストレスになることは沢山あったのでしょう。とにかく、ルークが落ち着くことを待つ日々でした。
多頭飼いをされている皆さんも、いろいろなご苦労があったのではないでしょうか。我が家も覚悟はしていたものの、初めの時期は本当に気を遣い大変でした。
ルークのことばかり気にしている様ですが、やはり、うちの子になってくれたサーラにも、とても気を遣い「このおうち、イヤ!」って言われないように(笑)頑張りました。
今では、しっかりルークの優しさを感じとってくれて「私のお兄ちゃん」と思ってくれてるサーラには、とても感謝していますし、ルーク同様、本当に、本当に、本当に大切なうちの子です。
次回は、ルークが落ち着いて、サーラと仲良くなった現在までのことを綴りたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました☆